天皇賞秋の賞金について

東京競馬場の熱い戦い天皇賞秋

20年ぶりに増額された賞金

ラブリーデイが安定した走りを見せ見事に勝利した2015年の天皇賞秋。
2000mの天皇賞秋は中長距離を得意とする馬が競うレースです。
そして、長距離を得意とする馬が競う3200mの天皇賞春と共に、天皇賞は日本の競馬において最高の格付けとなっているG1レースの中でも長い歴史と格式あるレースとなっています。

特に秋のG1シーズンにジャパンカップや有馬記念といったビッグレースに先駆け開催される天皇賞秋は「秋の古馬三冠競走」として人気も高く、ジャパンカップや有馬記念に向けて注目が集まるレースでもあります。
開設当初は2600mですぐに現在の天皇賞春と同様に3200mという長距離レースとなっていたのですが、1984年の第90回天皇賞秋からは2000mのレースへと変更されました。
この変更で「秋の古馬三冠競走」へ多くの馬が挑戦しやすくなったと思われます。
ちなみに同じ年に開催される天皇賞秋・ジャパンカップ・有馬記念の「秋の古馬三冠競走」で全て勝利を収めると2000年以降、内国産馬で2億円、外国産馬で1億円の褒賞金が贈られるようになりました。

そして、気になるのが天皇賞秋で優勝したときの賞金の額です。
開設当初は賞金はあくまで副賞扱いで金額は1万円でした。
これは今の価値に直すと2000万円くらいに当たります。
その後、1955年に150万円になり、1957には200万円、1960には300万円、1965年には800万円と増えていき、1970年には2000万円にまで跳ね上がったのです。
そして、1974年にダービーと有馬記念と共に4000万円の賞金となりました。
それ以降は6000万円、6500万円、7800万円と3つのG1レースともに優勝賞金は上がって行き、1990年ついに1億円の大台を突破し1億1100万円となりました。
1995年には1億3200万円となりジャパンカップも含めた4レースが優勝賞金の額で並びました。

2000年になるとジャパンカップが2億5000万円で有馬記念が1億8000万円となり、2001年にはダービーが1億8000万円となりましたが、天皇賞秋は2014年まで1億3200万円をキープし続け、ラブリーデイが優勝した2015年のレースから1億5000万円へと天皇賞の賞金が20年ぶりに増額されたのです。
2016年現在ではジャパンカップと有馬記念の優勝賞金3億円が日本競馬における最高額のレースで、天皇賞秋はダービーの2億円に次ぐ4番目のレースとなっています。