天皇賞秋と万馬券について

東京競馬場の熱い戦い天皇賞秋

100万を超えた3連単の馬券

日本中央競馬会のG1レースの中でも長い歴史を誇るのが天皇賞秋です。近年は10月末頃に開催されるようになっており、夏の昇り馬と休み明けの実績馬がぶつかるといった構図になることも多く、馬券的にも興味あるメンバーが揃うことが多くなっています。
従って人気通りに決着せず、伏兵馬が上位に食い込んで万馬券になるといったケースも珍しくありません。ファンの印象に残るシーンも多くありましたが。そのうちの1つが2005年の天皇賞秋のレースです。

この時は14番人気のヘヴンリーロマンスが優勝し、単勝が7580円、馬番連勝が12340円などの高配当となりました。
2着馬は1番人気のゼンノロブロイが入線したものの、3着にも13番人気と評価の低かったダンスインザムードが入線したため、3連複は141100円、3連単に至っては1226130円という100万円を超える配当となりました。
この時のレースは1000メートルの通過タイムが62.4秒、上がり3ハロンのタイムが33秒6というスローペースで上がり勝負のレースとなり、接戦の末5歳牝馬のヘヴンリーロマンスが人気上位の牡馬をおさえてGIのタイトルを獲得しました。

牝馬による天皇賞制覇は、1997年天皇賞秋のエアグルーヴ以来、8年ぶりの快挙でした。
また、このレースで話題となったのが、レース終了後に優勝馬のヘヴンリーロマンス騎乗していた松永幹夫騎手がウイニングランの後、ヘヴンリーロマンスをメインスタンドへ向かせて帽子を脱ぎ、観戦に訪れていた天皇・皇后両陛下に鞍上から最敬礼したということでした。
また、天皇賞秋では優勝馬ではなく、2着馬が2年連続して波乱馬券に絡んだという事例もあります。

その馬は1998年と1999年に2年連続して2着に好走したステイゴールドです。
まだ3連複、3連単馬券が日本中央競馬会の馬券の種類にはなかった時代ですが、1998年には4番人気で勝ち馬の6番人気オフサイドトラップとの組み合わせで馬番連勝で12210円の万馬券となり、翌1999年には12番人気で勝ち馬のスペシャルウィークとの組み合わせで馬番連勝で15770円の万馬券となりました。
このステイゴールドという馬は不思議な馬で、自身が好走するときは相手馬にも人気のない馬を引き連れて高配当馬券を演出することが多かったのです。
思い出されるのが2000年3月の日経賞で、このレースで自身は2番人気で2着に入り、勝ち馬が単勝193倍の馬で馬番連勝で5万円近い配当となりました。